- 営業に向いている人の特徴が知りたい
- どんな人が営業で活躍できるか知りたい
- 自分が営業でやっていけるのか知りたい
このような方に向けて、記事を書いています。
営業をやっていたいけど、自分に向いているか不安で、なかなかチャレンジできずにいる人は多いです。
あなたは営業の仕事に対して、どのようなイメージを持っていますか?
よく話す人が向いていそう、明るい人が向いていそう、コミュ力の高い人が向いていそう、ゴリ押しできる人が向いていそう、というようなイメージを持っている人が多いと思います。
結論からいうと、営業に向いている人は、自分が話すよりも相手の話を聴くのが得意で、自分のアタマの中で物事を考えられる人です。
この記事を書いている僕は、営業経験が9年あり、これまでに社内社外で約250人の営業マンをみてきました。
この記事では、僕がみてきた営業マンの分析結果をもとに「営業に向いている人の特徴」を解説します。
営業に就職しようか迷っている方の参考になるように、僕がみたきたリアルな情報をお伝えします。3分で読める内容なので、それではいきましょう。
この記事の目次
営業に向いている人の特徴とは?【250人の営業マンの分析結果】

営業に向いている人の特徴は、こちらです。
- 自分のアタマで考えることができる
- 集団行動が苦手で単独行動が多い
- 成果を出す人には血液型B型の人が多い
- あまり営業に向いていると言われない
- 言い訳が下手くそ
営業マンに対して、「明るくて、社交的で、コミュ力の高い人」というイメージを持っている人が多いです。
確かにイメージ通りの営業マンもいますが、僕がみてきた優秀な営業マンは、このイメージとは真逆の人が多かったです。
社交性やコミュ力の高さよりも、自分のアタマで考えられる人かどうかが、できる営業マンとできない営業マンの違いでした。
自分のアタマで考える力があれば、そこそこ明るくて、最低限のコミュニケーションが取れる人なら、営業に向いています。
営業の仕事で、最も重要な能力は、「課題を発見して、課題を解決する力」です。
極論、これさえできれば、ほかの要素は最低限で大丈夫です。
ここからは、僕がみてきた営業マンの分析結果もとに、営業に向いている人の特徴をそれぞれ解説していきます。
営業に向いている人は集団行動が苦手
営業に向いている人は、集団行動が苦手です。
基本的に優秀な営業マンは、単独行動している人が多いです。
営業にもいろいろなタイプがあり、経験を積む中で、会社から求められるポジションも変わっていきます。
ここでいう優秀な営業マンとは、プレーヤーとして活躍する営業マンのことです。
営業マンは経験を積む中で、プレーヤーを極めていくか、チームをまとめていくマネジャーになるか、というキャリアを選択する場面がやってきます。
さすがに、マネジャーの人が単独行動ばかりしていては、チームが機能しないので、集団行動が苦手なのは、あくまでもプレーヤーとして優秀な営業の話です。
単独行動のメリットは、必要なときだけ必要な人とコミュニケーションをとればいいので、時間の無駄がないということです。
集団行動をしていると、昼食やタバコ休憩などの時間を、常に他人と過ごさなければならず、新しい情報や知識をインプットする時間が少なくなります。
営業はお客様に有益な情報を提供できないと、信頼を得られないので、普段からどれだけ情報をインプットしているかが重要なのです。
営業で成果を出す人には血液型B型が多かった
これは結果論ですが、僕がみてきた営業で成果を出す人の多くが、血液型B型の人でした。
血液型B型の人は、単独行動が多いとか、マイペースとか、個性的とかいわれるので、この辺りが営業の仕事にマッチしているのかもしれません。
営業は常にオーディションを受けているような状態で、商談の現場ではお客様から「この人は信用できるか?」「この商品は役に立つのか?」を常にチェックされています。
自社だけがお客様に営業をしているわけではないので、ほかの会社の営業マンと比べられることもあります。
商談相手に好印象を持ってもらうためには、ほかの営業マンにはない独自の情報や個性を持っておくのが効果的です。
そのためには固定概念にとらわれない発想が必要になるので、この部分で血液型B型の個性を発揮できているのだと思います。
また血液型B型の人にはポジティブ思考の人が多いので、結果が出なくても落ち込まずに、果敢にチャレンジし続けられる点も、営業に向いているといえます。
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営業に向いていると言われる人が結果を出せない理由

「営業に向いている」と言われるから、自分は営業に向いているのではないかと思って、営業職に挑戦する人がいます。
しかし多くの場合、このような人は営業で結果が出せずに挫折して、営業を辞めていきます
「明るくてよくしゃべるから営業に向いている」「コミュ力があるから営業に向いている」と勘違いして、営業に挑戦する人は多いですが、営業の本質はそこではないのです。
「営業に向いている」と周りから言われる人が営業になると、必ずこのような課題にぶつかります。
- 明るくてよくしゃべる⇒自分のことばかり話して、お客様の課題をヒアリングできない
- コミュ力があるから会話はできる⇒御用聞きになりすぎて、肝心の自社商品を提案できない
僕は9年間で、先輩や後輩の営業マンを200人以上みてきましたが、この課題を克服できずに辞めていく人が多かったです。
そもそも「お前は営業に向いているよ!」と言ってくれる人が、営業経験者ではない可能性が高いです。
営業経験のある人は、営業の大変さを知っているので、気軽に「営業に向いている」とは言いません。
他人から「営業に向いている」と言われたからといって、それを鵜呑みにしないほうがいいです。
新規営業に向いている人とルート営業に向いている人の違い
営業には「新規営業」と「ルート営業」があります。
同じ営業ですが、新規営業とルート営業では、向いている人の特徴が大きく異なります。
新規営業は未開拓の地を自ら開拓する仕事なので、チャレンジ精神やベンチャー精神の高い人に向いています。
僕がみてきた新規開拓の営業マンの特徴だと、ナンパの経験が豊富な人、キャッチセールスの経験がある人、美容師やショップ店員の経験がある人などです。
これらの経験がある人は、「限られた時間内に自分をアピールして、自分の目的を果たす」という能力に長けているので、この能力が新規開拓の営業に向いています。
ルート営業は農耕セールスともいわれており、長期戦で時間をかけてお客様との信頼を構築し、契約を取得して売上をつくっていく営業スタイルです。
ルート営業は、いわゆる「御用聞き営業」なので、定期的に連絡ができるマメさや真面目さがある人に向いています。
言い訳が下手な人は営業に向いている
営業に向いているかどうかを判断するときに、「言い訳が上手いか下手か」も重要なポイントです。
言い訳が上手い人は、言い訳をしている時点で思考停止になっているので、それ以上の成長が見込めません。
営業は常に自分のアタマで物事を考えて、もっとよくなる方法を見つけて、実践し続けなければいけません。
成果が出せないからと言って、自分以外に責任を押し付ける人は、営業に向いていません。
できない言い訳をしてしまうと、そこで成長は終わりです。
僕がみてきた優秀な営業マンは、例外なく、言い訳が下手くそでした。
なぜ言い訳ができないのかというと、自分のアタマで考えつくした結果、成果が出せていない状態だからです。
できる営業マンは「成果が出せないから怒られる」ということに対して、1ミリも恐怖心を抱いていません。
むしろ成果を出せない理由を知れることに、喜びを抱いているほどです。
できる営業マンは、できない言い訳をしないことが、自分の成長につながることを知っているのです。
営業に向いている人の特徴【まとめ】
最後に「営業に向いている人の特徴」の要点をまとめておきます。
- 自分のアタマで考えることができる
- 集団行動が苦手で単独行動が多い
- 成果を出す人には血液型B型の人が多い
- あまり営業に向いていると言われない
- 言い訳が下手くそ
世間一般に知られている営業に向いている人のイメージと、現実世界で活躍する営業マンの実態には、大きなズレがあります。
僕が思う、営業マンに1番重要な要素は「自分のアタマで考えることができる」という点です。
指示待ち人間の状態では、絶対に営業で成果を出せません。
現状を打破するために、自分のアタマで考えて、PDCAを回し続けてきた経験がある人が、営業に向いている人材です。
今回の記事が、少しでも、あなたの参考になれば嬉しいです。