- なかなか仕事が見つからない…
- やりたい仕事がわからない
- 仕事の選び方がわからない…
このような20代の方に向けて、記事を書いています。
「就職活動はしているけど、なかなか仕事が見つけられない」という20代の方は多いです。
- 自分に合った仕事は本当にこれなのか?
- この仕事を選んでも本当に大丈夫か?
このような不安が頭をよぎり、なかなか仕事を決められないですよね。
結論からいうと、仕事が見つからない20代は、人生を慎重に考えすぎています。
その理由は、最初の就職で、自分に合った仕事に出会える確率は、めちゃくちゃ低いからです。
そもそも自分に合った仕事は、自分にできることがないとわからないのです。
ですから、何もできないうちから、「やりたいことわからないから、仕事が見つからない」という考えは、間違っているということになります。
この記事を書いている僕は、26歳の時に年収200万円のフリーターから、とりあえず営業職に転職したら年収500万円稼げるようになりました。自分にできることや年収が増えたことで、自分が本当にやりたいことが見つかりました。
今回は「仕事が見つからない20代は人生を慎重に考えすぎている理由」について解説していきます。
この記事の目次
仕事が見つからない20代は人生を慎重に考えすぎている理由

「仕事が見つからない」と悩んでいる20代の方は、たくさんいます。
しかし、この悩みは無駄です。
なぜなら、20代のキャリアで大事なことは、とにかく社会人としてのキャリアをスタートさせることだからです。
最初の就職から、自分のやりたい仕事や自分に合った仕事に出会える人はほとんどいません。
自分にできる仕事が増えてこないと、自分のやりたい仕事や自分に合った仕事は見つかりません。
20代の多くが、人生を慎重に考えすぎています。
しかし、人生は計画通りにいかないことがほとんどです。
ファッションデザイナーからWEB業界の営業職に転職する人、美容師から求人広告の営業職に転職する人、倉庫作業員から建築業界の営業職に転職する人、居酒屋店長から保険商社の営業職に転職する人など。
各業界の各専門職に就職するために、数年の期間と数百万円の学費をかけて準備をしている人でさえ、入社後に「自分に合わない」という理由で退職する人はたくさんいます。
ですから、目的を持たずに、何となく就職活動の時期まで生きてきた人たちが、仕事選びに慎重になり過ぎるのは、あまり意味がないのです。
何も行動せずに悩んでいる時間があるなら、行動して経験を積んでいったほうが人生にプラスになります。
20代の仕事の理想の探し方とは?

20代の仕事の理想の探し方は、自分のレア度を高める経験や知識が身に付く仕事を選ぶことです。
人生100年時代といわれ、これからは70歳、80歳まで働き続けるのが当たり前になりそうです。
さらにインターネットの普及によって、求められる仕事がどんどん入れ替わっています。
「今は安泰」といわれている会社も、5年後、10年後はどうなっているかわかりません。
大手上企業ですら、45歳以上の大幅リストラを決行し、終身雇用制度の崩壊を発表している状況です。
このような時代では、会社に自分の人生をゆだねるのは危険なので、自分個人を頼るしかありません。
「〇〇会社のAさん」ではなく「〇〇をお願いするならAさん」といわれるようになるのが大事です。
そのためには、自分個人のスキルや専門知識を高めて、自分のレア度を高めていく必要があります。
20代の方は、会社の中に大勢いる歯車の一つという役割の仕事ではなく、少人数の人しか経験できないような仕事を選ぶのが理想です。
ニートは自己評価が高すぎて仕事が見つからない

「仕事が見つからない」というニートの方もたくさんいます。
ニートの仕事が見つからない理由は、自己評価が高すぎるからです
ニートの人たちは、社会と距離を置き過ぎているので、自分の立場を理解できていない人が多いです。
ニート期間が半年以内の人は、まだギリギリ大丈夫なので、転職エージェントなどの力を借りれば、なんとか就職できます。
しかしニート期間が、1年、2年、3年、5年と長くなっていくにつれて、フットワークがどんどん重くなってしまします。
ニートの人たちがニートになる理由の例を紹介します。
- 前職が長時間労働のブラック企業すぎて体調を崩してしまい、休養の意味も含めて休んでいたら、5年経ってしまっていた。
- 公務員を目指して勉強していたが、何度試験を受けても受からず、気づいたら3年経ってしまっていた。
ニートの人たちは、仕事をしていない期間が長くなってしまうことで、自分にどのような価値があるのかがわからなくなってしまっています。
ニートの人たちが仕事を探すときの特徴は、「年間休日120日以上」「できるだけ楽な仕事」「残業は絶対にしたくない」「ホワイト企業」「年収400万円以上」などの高レベルな求人条件を要求するところです。
ものすごい実績や経験を持っている人であれば、自分の希望条件が通るかもしれませんが、スキルも経験もないニートの人を好条件で採用する企業などありません。
ニートの人たちは自分が置かれている状況を理解して、ニートの自分でも採用してくれる会社を探すという思考に切り替えないと、一生就職はできません。
フリーターは危機的状況に置かれないと仕事が見つからない

20代の方の中には、フリーターとして生活している人も多いと思います。
僕もフリーター経験があるのでわかりますが、フリーターを辞める必要性がわからないと、なかなか行動に移せないですよね。
これがフリーターで実家暮らしの場合だと、家賃も食費も生活費も要らないので、必要最低限のお金だけ稼いでいればOKという状況です。
親が甘やかしてくれていると、自分から「就職しよう!」とは思わないですよね。
フリーターの方が「就職しよう!」と思うきっかけの例はこちらです。
- 同級生の友達が就職し始めたから
- 親から就職しろと言われたから
- ひとり暮らしでお金が必要だから
自分のまわりにいる人からの一言が、就職への原動力になっている場合が多いです。
つまり、フリーターは何らかの危機的状況に置かれないと、仕事を見つけられないということです。
フリーターはニートと違って仕事をしているわけですから、20代のフリーターなら就職できる会社はたくさんあります。
あとは、本人に就職する気があるかどうかの問題です。
20代でふらふら生きていられるのは28歳が限界

フリーターやニートをはじめ、派遣社員や契約社員など、20代でふらふら生きている人はたくさんいます。
自分の夢を追いかけていたり、就職ではなく起業に挑戦したりしている人は問題ありません。
しかし、特に目的もなく、20代でふらふら生きている人たちは、「28歳が限界」ということを知っておくべきです。
なぜ28歳が限界なのか?
僕は20代向けに転職アドバイザーをやっていますが、28歳以降は未経験から応募できる求人数が一気に少なくなるのです。
実際に僕が紹介できる高卒・未経験向けの求人件数をご覧ください。
- 20歳:96件
- 21歳:103件
- 22歳:116件
- 23歳:134件
- 24歳:137件
- 25歳:156件
- 26歳:157件
- 27歳:160件
- 28歳:160件
- 29歳:159件
- 30歳:146件
- 31歳:140件
- 32歳:140件
- 33歳:138件
- 34歳:134件
- 35歳:121件
- 36歳:92件
- 37歳:90件
- 38歳:90件
- 39歳:87件
- 40歳:70件
いかがでしょうか?
28歳以降の求人数が、一気に減っているのがわかりますよね。
つまり、社会人未経験のフリーターが20代で就職するためには、28歳が限界ということになります。
29歳以降でも、未経験OKの求人はゼロではありませんが、20代前半のほかの応募者と比較されると、落選しやすいです。
また30代以降の仕事の仕方は、20代での経験や習慣がベースになってきますので、長期的な自分のキャリアを考えると、できるだけ若いうちに就職しておくのがおすすめです。
最悪でも「28歳まで」には就職しましょう。
仕事が見つからない20代は人生を慎重に考えすぎている理由【まとめ】
最後に「仕事が見つからない20代は人生を慎重に考えすぎている理由」の要点をまとめておきます。
- 仕事が見つからない20代は人生を慎重に考えすぎている
- 転職するのが当たり前という前提で仕事を選べばいい
- 20代の理想の仕事探しはレア度を高めること
- ニートは自己評価が高すぎて仕事が見つからない
- フリーターは危機的状況に置かれないと仕事が見つからない
- 20代でふらふら生きていられるのは28歳が限界
仕事を選ぶときには、いろいろな不安や迷いが出てくるので、なかなか行動に移せない人も多いです。
20代で社会人経験が少ないと、知らないことが多くて、就職することが怖いという気持ちも理解できます。
しかし、就職して半年ぐらい経つと、職場の環境や仕事をするというライフスタイルにも慣れてきます。
仕事をする中で、少しずつ自分にできることが増えていくと、自分に自信がついて、何事にも動じなくなります。
「仕事が見つからない」と悩んでいる時間は自分にプラスになりませんが、とりあえず就職して経験値を積むことは、確実に自分にプラスになります。
20代は柔軟な思考とフットワークの軽さがある貴重な期間なので、できるだけ多くの経験を積んでおくのがおすすめです。
この記事が少しでも、あなたの参考になれば嬉しいです。