- 仕事は増えるのに給料が増えない…
- やってもやらなくても給料が変わらない…
- どうすれば収入が増えるのかわからない…
このような方に向けて記事を書いています。
「仕事だけが増えて給料が全然増えない…」と嘆いている方はたくさんいます。
結論からいうと、仕事は増えるのに給料が増えない理由は、資本主義のルールがそうなっているからです。
資本主義の世界では、労働者側は必要以上のお金を手にすることができないようになっています。
労働者が手に入れることができるのは、明日も会社に行くための、労働力を再生産するために、必要な経費だけです。
資本主義では会社員側でいる限り、仕事は増えても給料が増えないという悩みは消えないのです。
この記事を書いている僕は、現在会社員として固定給を稼ぎながら、会社以外の時間で、会社員を卒業するための準備を進めています。
僕は会社員を卒業するために必要なことを学びながら、実践をしていますので、皆さんの参考になる情報を提供できると思い、記事を書いています。
この記事では「仕事は増えるのに給料が増えない理由」を解説していきます。
この記事の目次
仕事は増えるのに給料が増えない理由【資産が増えるのは資本家だけ】

仕事は増えるのに給料が増えない理由は、資本主義のルールがそうなっているからです。
仕事で成果を出せば給料が上がる、会社に大きな利益をもたらせば給料が増える、と思って、会社員として頑張っている人もいます。
残念ながら、これは無理ゲーです。
会社員として働いている限り、生活できるギリギリの給料しかもらえません。
資本主義とは、「資本家が、労働者を最低限の賃金で、賃金以上の労働をさせて、資本家の資産を増やすための仕組み」なのです。
労働者が会社に毎日出勤する理由は、生活するためのお金を稼ぐためです。
ですから、労働者は一生生活するために十分なお金を手にしたら、会社に来なくなってしまいます。
資本家としては、労働者が会社に来なくなると、自分の資産を増やすための労働力が減ってしまうので、困ってしまいますよね。
これが、仕事は増えるのに給料が増えない、根本的な理由です。
給料は労働者の労働力を回復させるための経費

あなたは、給料とは何だと思いますか?
一般的なサラリーマンは、「給料=仕事の成果が反映されたもの」と答えます。
僕も数年前までは、そう思っていました。
しかし、 ロバート・キヨサキの書籍「金持ち父さん貧乏父さん」をはじめ、資本主義の仕組みを知れる多くの本を読んだ結果、この考え方は間違っているという結論にいたりました。
では、給料とは何なのか?
給料とは、「労働者の労働力を回復させるために必要な経費」です。
労働者が毎日会社に出勤して、仕事をするためには、いろいろな経費がかかります。
たとえば、労働者が労働力を回復させるためには、このような行動をとります。
朝起きて顔を洗って歯を磨く、朝ごはんを食べる、スーツに着替える、会社に電車で出勤する、昼ごはんを食べる、会社で飲み物を飲む、会社から電車で帰宅する、お風呂に入る、夜ごはんを食べる、娯楽にテレビをみる、睡眠をとるためにベッドで眠る。
これらの行動は、会社員自身のためではなく、会社に労働力を提供するための行動ですが、かなり多くのお金が必要です。
たとえば、このような経費です。
- 水道代
- ガス代
- 電気代
- インターネット代
- 携帯電話料金
- 家賃(住宅ローン)
- 駐車場代
- 車の維持費(車のローン)
- 食費
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 炊飯器
- スーツ
- シャツ
- ネクタイ
- 靴
- カバン
- 交通費
- シャツやスーツのクリーニング代
- 洗濯機
- タンス
- 娯楽(旅行・外食など)
会社から毎月給料をもらっても、上記のような経費も毎月かかるので、手元に余分なお金が残らないのです。
余分なお金がないから、また来月も出勤しなければいけません。
会社員として生きていても、それなりの生活ができるので、大きな不満を抱く人は少ないです。
大きな不満を抱かせずに、会社を辞めれないギリギリの給料を与え続けるという絶妙なバランスで、自分のもとで労働者を働かせるのが、優秀な資本家なのです。
「給料=労働力を回復させるための経費」という考えを持っていれば、仕事は増えるのに給料が増えない理由がわかりますよね?
会社員は必要最低限の賃金で賃金以上の労働をさせられる

会社員の中には、サービス残業や休日出勤をして、何とか会社で成果を出そうとする人もいます。
これは、「給料=仕事の成果が反映されたもの」という考えを持っている人の行動パターンです。
このような人が、部長や課長などのリーダーになっていると、会社員から卒業するのは、かなり難しくなってしまいます。
平日は深夜近くまで仕事が続くので、休日は身体を休めるために1日中寝るだけという生活になります。
僕も20代の頃は、夜12時過ぎまで残業をして、休日も出勤して仕事をしていましたが、そこまでして成果を出しても、年収500万円が頭打ちでした。
会社には毎月300~500万円の利益を残していましたが、年収としてもらえるのは、たったの500万円です。
さらにいうと、毎月100万円以下の利益しか残していない社員でも、年収400万円ぐらいはもらえていたので、無料で残業や休日出勤をして3~5倍の成果を出しても、給料に還元されるのは、たったの年間100万円です。
僕のこの経験からも、会社員が必要最低限の賃金で、賃金以上の労働をさっせられていることがわかると思います。
なぜ会社員が、必要最低限の賃金でも、賃金以上に労働をするのか?
一言でいうと、自己顕示欲です。
成績トップになると、社内で表彰されたり、一目置かれたりするようになります。
これで自己顕示欲が満たされるため、低収入でも頑張って成果を出そうと思い、賃金以上の労働をするのです。
振り返ってみると、20代の僕もこの自己顕示欲によって、賃金以上に必死で働いていたのだと思います。
仕事の成果を自慢しても所詮は労働者レベルの話になる

仕事で成果を出すと、社内から表彰されたり、昇格や昇給したりするため、自分がすごい人間になったと錯覚してしまいます。
僕自身も、社内でトップ成績を残して、表彰されていたときは、自分には特別な能力があるのだと勘違いしていました。
しかし多くの書籍を読んで、この考え方がいかに浅はかだったかを痛感しました。
会社員卒業を目指すようになった今では、「仕事の成果を自慢する労働者=滑稽」と思うようになりました。
どれだけ仕事で成果を出したとしても、労働者である限り、他人がつくったビジネスモデルの中の駒として仕事をしているだけです。
つまり、「仕事で残した成果=資本家の成果」ということになります。
誰がやっても活躍できて、利益を生み出せるビジネスモデルをつくった、会社の経営者がすごいだけなのです。
会社員での仕事の成果を自慢しても、所詮は労働者レベルの話で、会社員を卒業するための能力とは、全くの別ものなのです。
自分の商品を持たないと給料は増えない

仕事の成果を自分の給料に100%反映させるためには、どうすればいいのか?
それは「自分の商品を持つこと」です。
自分の商品をつくって、商品を売ってお金を稼ぐことができれば、それは100%自分の報酬になります。
すべて自分でつくっているため、会社員のように、資本家やほかの従業員の給料として、稼いだお金を持っていかれることはありません。
逆にいうと、自分の商品を持たない限り、仕事は増えるのに給料が増えないという、ジレンマから逃れられないのです。
会社の社長が、全然会社にいなかったり、午前中で帰ったりする理由は、自分がつくったビジネスモデルの中で、労働者を働かせることで、自分がいなくてもお金が増える仕組みを持っているからです。
資本主義のルールを攻略するためには、まずは自分の商品を持つことが大事になります。
仕事は増えるのに給料が増えない理由【まとめ】
最後に「仕事は増えるのに給料が増えない理由」をまとめておきます。
- 給料は労働者の労働力を回復させるための経費
- 会社員は必要最低限の賃金で賃金以上の労働をさせられる
- 仕事の成果と給料には相関関係がない
- 仕事の成果を自慢しても所詮は労働者レベルの話になる
- 自分の商品を持たないと給料は増えない
「仕事は増えるのに給料が増えない…」という悩みは、多くのサラリーマンが抱えていると思います。
多くの経営者がサラリーマン時代を経験しており、サラリーマン時代につくった自分の商品を売る仕組みを構築して、会社員を卒業しています。
給料を増やすためには、サラリーマンとして働いて、基礎的なビジネススキルを身に付けて、固定給をもらいながら、会社以外の時間をつかって、自分の商品をつくることです。
ただし、いきなり自分の商品が成功するわけではないので、長期的なスパンで失敗をくり返しながら、成功モデルをつくるという姿勢が大事です。
商品の成功確率は、5~10個くらいの商品の中に、成功できる商品が1個あるかないかぐらいの確率だと思った方がいいです。
自由な人生を手に入れたいという方は、僕と一緒に会社員卒業を達成しましょう。
この記事が少しでも、あなたの参考になると嬉しいです。