- ファーストキャリアで失敗したくない
- 仕事の選び方がわからない
- 入社後に後悔しない就職がしたい
このような方に向けて記事を書いています。
ファーストキャリアに失敗して、入社後すぐに2社目の転職先を探す人はたくさんいます。
結論からいうと、ファーストキャリアで失敗する原因は、入社前の情報収集不足です。

この記事を書いている僕は、20代向けのキャリアアドバイザーとして仕事をしており、年間数百人の転職相談に乗っています。
20代前半の方の転職理由に多いのが、ファーストキャリアでの失敗です。
今回はこの部分について解説していきます。
この記事の目次
ファーストキャリアに失敗する人の9割は入社前に何も調べていない!

僕のもとに転職相談にくる、20代前半の方の悩みは、ファーストキャリアに失敗したから転職してやり直したい、というものです。
相談者の方に、「なぜその会社を選んだのですか?」と質問すると、このような回答が返ってきます。
- 親や先生にすすめられたから
- 最初に内定がもらえたから
- 就活を早く終わらせたかった
- なんとなく良さそうだと思ったから
- 就職浪人をしたくなかったから
このような回答が、めちゃくちゃ多いです。
要するに、たいして会社のことを調べずに応募して、たまたま内定がもらえたから入社した、ということです。
入社前に何も調べていないのに、入社後に「イメージと違った」「こんなはずじゃなかった」と言っているのです。
そんな人いるの?と思うかもしれませんが、これが現実です。
転職相談にくる方の多くが、就職に対して、これくらいのレベルでしか考えていません。
僕が見てきた相談者の傾向だと、ファーストキャリアに失敗する人の9割は入社前に何も調べていません。
ファーストキャリアで失敗したくない人は、まず入社前に会社や仕事のことを徹底的に調べてください。
これだけで、大半の失敗は防げます。
ファーストキャリアで後悔する人たちの特徴【他人任せの人生から脱却しよう】

ファーストキャリアで後悔している人たちの特徴をみると、他人任せにしている傾向が強いです。
子どもの頃の習い事は親から言われたからやった、部活は友達に誘われたから入った、就職先は先生からすすめられたから入社した、という感じで、全ての決断を他人に任せてきた人たちです。
自分で責任を取らず、常に他責マインドで、「先生がこの職場にしろって言ったから」「上司が教えてくれないから」「会社の教育環境が悪いから」と考えています。
ファーストキャリアで後悔したくないなら、他人任せの人生から脱却しなければいけません。
ファーストキャリアを選んだのは自分なので、自分以外の誰のせいでもありません。
周囲の人たちは、良かれと思って、あなたにアドバイスをしているわけなので、そのアドバイスを採用するかどうかは、あなたの責任です。
周囲のアドバイスを聴きつつ、自分でも業界や職種、会社のことを徹底的に調べて、最終的に会社に入社するかどうかは、自分で決めるのです。
たとえ、ファーストキャリアに失敗したと思っても、その現状を変えるためにはどうすればいいか?という自責マインドを持っていれば、たいていのことは何とかなります。
入社後すぐに退職すると、二社目が決まりにくいので、すぐに辞めるのではなく、現状を変えるために行動してから辞めたほうがいいです。
先輩に相談してみる、上長に相談してみる、異動願いを出してみるなど、入社1年目でもやれることはたくさんあります。
「やれそうなことを全部試したけどダメだった」という状態であれば、早期離職でも企業の採用担当が納得してくれる可能性もあるので、転職を選んでもいいと思います。
ファーストキャリアの選び方【新入社員研修が充実した会社を選ぼう】

ファーストキャリアを選ぶときに大事なことは、新入社員研修が充実した会社を選ぶことです。
いまは人生100年時代といわれ、ひとりの人が1社で生涯働き続ける時代ではありません。
ほとんどの人が、複数の会社や職種を経験しながら、人生を歩んでいくことになります。
1社目で定年まで働くという考えは、捨てたほうがいいです。
ファーストキャリアを選ぶときは、2社目以降のキャリアを想定することが重要になります。
2社目の会社は、1社目とは違う業界に行くかもしれませんし、職種も変えるかもしれません、
そう考えると、ファーストキャリアで身に付けておくべきなのは、どのような業界や職種に行っても、応用できる能力です。
どのような業界や職種でも応用できる能力とは、ビジネスマンとしての基礎力です。
言葉遣い、電話のかけ方、名刺の渡し方、メールの送受信、客先訪問の仕方、社会人としての基礎知識などです。
新卒採用をしている会社の多くが、新入社員向けの研修を行っています。
ただし、会社によって、新入社員研修の内容やボリュームは違ってくるので、より充実した研修を受けれる会社を選んだ方がいいです。
僕の印象だと、小規模の会社では手厚い研修を受けれないことが多いので、ファーストキャリアを選ぶときは、資金力のある中堅以上の企業を選ぶのがおすすめです。
会社に余裕がないと、新入社員研修のために、ほかの従業員の時間を使えません。
お金に余裕のない小規模の会社だと、「そんな時間があるなら売上をつくれ!」となりますからね。
ファーストキャリアを選ぶときは、新入社員研修が充実した会社を選びましょう。
ファーストキャリアで失敗しても人生終了ではない!絶対にやり直せる!

ファーストキャリアで失敗しないのが1番いいですが、もし失敗したらどうすればいいのか?
結論からいうと、ファーストキャリアで失敗しても人生終了にはなりません。
いつからでも、どこからでも、人生はやり直せます。
人生終了と判断するのは、自分です。
自分が人生終了と思えば、そこで終了します。
しかし、自分が人生のスタートラインと思えば、そこから始まります。
起こってしまった事実は変えれないので、その事実をどうやって未来につなげるかが大事です。
自責マインドを持っていれば、どうにでもやり直せます。
この記事を書いている僕は、26歳まで年収200万円のフリーターでしたが、転職して人生をやり直した結果、年収500万円の正社員になることができました。
スキルなし、経験なし、お金なし、人脈なしの僕でもやり直せたわけですから、本人次第で絶対にやり直せます。
ですから、ファーストキャリアで失敗しても、人生を諦めないでください。
あなたには、まだまだやれることがたくさんあります。
まとめ
今回の記事のまとめです。
- ファーストキャリアに失敗する人の9割は入社前に何も調べていない
- ファーストキャリアで後悔しないために他人任せの人生から脱却する
- ファーストキャリアは新入社員研修が充実した会社を選ぶべき
- ファーストキャリアで失敗しても人生終了ではない
- いつからでもどこからでも人生は本人次第でやり直せる
ファーストキャリアで失敗したくないなら、入社前の情報収集を徹底的におこなってください。
20代の転職相談に乗っていると、入社に対して、あまりにも無防備すぎる人が多い印象です。
「職種のことを調べていなかった」「業界のことを調べていなかった」「会社のことを調べていなかった」という人は結構います。
このような話を聴いていると、そりゃあ失敗するでしょ!と思ってしまいます。
この記事を読んでいるあなたは、ファーストキャリアで失敗しないように、しっかり調べてから入社するかを決めてくださいね。
また、ファーストキャリアで失敗しても人生終了ではない、ということも覚えておいてください。
この記事が、少しでも、あなたの参考になれば嬉しいです。