• 専門学校って行った方がいいの?
  • 専門卒って就職に有利なの?

このような方に向けて、記事を書いています。

「学歴が高卒だと微妙だから、とりあえず専門卒の方がいいんじゃないの?」と思って、専門学校に進学する人は多いです。

結論からいうと、専門学校を卒業しても、希望の仕事に就職できる人は少ないです。

どの専門分野を選ぶかによって、せっかく専門学校を卒業しても、ほぼ高卒と同じ扱いを受けることになります。

これは、お金と時間の無駄ですね。

この記事を書いている僕は、20代向けのキャリアアドバイザーをやっており、年間数百人の転職相談に乗っていますので、転職市場のリアルな情報を伝えられると思います。

今回は、僕が面談してきた、専門卒の求職者の事例をもとに、「専門学校を卒業しても就職できない理由」を解説していきます。

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専門学校を卒業しても就職できない!?【選ぶ専門分野が超重要です】

専門学校 就職できない

専門学校に進学しようと思っている方は、どの専門分野を選ぶかが、めちゃくちゃ重要です。

選ぶ専門分野によっては、時間とお金の無駄になってしまいます。

たとえば、僕のもとに転職相談にきた、専門卒の方の中には、声優コース、ミュージック&ダンスコース、ITビジネスコースなどの専門分野を選考していた方がいました。

この人たちは、以下のようなキャリアを歩んでいました。

  • 声優コース→コールセンターのアルバイト
  • ミュージック&ダンスコース→飲食店のアルバイト
  • ITビジネスコース→ドラッグストアの正社員

専門卒の3人とも、専門学校時代に勉強していた分野とは、全く関係ない仕事を選んでいました。

しかも、3人中2人がフリーターです。

彼らに、なぜフリーターになったり、専門分野とは違う仕事を選んでいたりしたのかを聴いたら、就職先がなかったと言っていました。

そりゃあ、そうですよね、

声優やミュージシャンとして食べていけるのは一握りですし、これらの知識を活かせる就職先は、めちゃくちゃ限られてしまいます。

専門分野への就職に失敗した専門卒の人たちは、大卒の人たちと新卒採用の市場で戦わなければいけません。

企業側は、できれば大卒を採用したいと思うので、専門卒の人たちは、圧倒的に不利な状況で、就職しなければいけないのです。

専門学校を卒業しても高卒と選べる求人はほとんど変わらない

専門学校 就職できない

専門学校を卒業する価値があるのは、看護師やITエンジニアなど、学校卒業後に確実に就職先がある分野です。

看護師は高年収で一生仕事に困らないですし、ITエンジニアも需要が大きくてフリーランスという道もあります。

しかし、訳のわからない分野や、ニッチ過ぎるジャンルを選んでしまうと、専門卒でも高卒と選べる求人はほとんど変わりません。

ちなみに、僕が扱っている求人ですと、高卒と専門卒の応募可能な求人数には、以下のような違いがあります。

  • 高卒以上が応募できる求人:252件
  • 専門卒以上が応募できる求人:306件

約50件ほどの違いですね。

この50件の求人は選考基準が高いので、専門学校で学んだ知識や経験を活かせる人じゃないと、なかなか内定をもらえません。

つまり、専門卒の約8割は、高卒でも応募できる求人しか選べないのです。

専門学校を卒業するまでの期間は1~3年で、学費も100万円以上かかります。

これだけの時間とお金を投資しても、結局高卒と同じ就職先しか選べないのなら、めちゃくちゃコスパが悪いですよね。

専門卒よりも大卒の方が新卒入社できる求人数が圧倒的に多い

専門学校 就職できない

あなたがもし、特に理由もなく、専門学校に進もうとしているなら、絶対に大卒を選んだ方がいいです。

もちろん家庭の経済状況もあると思いますので、親に無理をさせたり、奨学金を借りたりして、大学に行く必要はありません。

家庭の経済状況に余裕があり、親に学費を全て払ってもらえる環境なら、専門卒より大卒の肩書きを取りに行った方がいいです。

なぜなら、専門卒と大卒では、選べる求人に大きな差があるからです。

たとえば、僕が紹介できる求人の場合は、以下のような求人数の差があります。

  • 専門卒以上が応募できる求人:316件
  • 大卒以上が応募できる求人:530件

専門卒と大卒では、選べる求人に「214件」の差があります。

高卒と専門卒の差が「54件」だったのに対して、専門卒と大卒では「214件」なので、約4倍の違いがあります。

そのため、もし経済的に余裕のある環境なら、大卒という学歴を選ぶのがおすすめです。

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ニッチ過ぎる専門学校を卒業するとフリーターになる可能性が高い

専門学校 就職できない

経済的な理由で、大卒は難しいけど、専門卒なら何とかなりそう、という方もいますよね。

そのような方は、看護師やITエンジニアなど、専門性が高くて、高収入が期待できる分野を選ばないのなら、最終学齢は高卒でいいと思います。

専門学校への投資対効果を考えてみてください。

専門学校の平均的な学費は、2年間で約230万円といわれています。

この230万円を回収するために、何年かかるかを考えてみましょう。

「230万円の学費なら、年収300万円の仕事に就職すれば、1年で回収できる!」と思っている人もいますが、この考え方は間違っています。

間違っている理由は、年収300万円から税金が引かれることや、生きていくための経費を計算していないからです。

物事の本質を見極めないと、お金と時間をどぶに捨てることになります。

専門学校の学費を回収するまでに115年かかる!?

専門学校 就職できない

たとえば、専門学校を卒業して、年収300万円の仕事に就職したとします。

月給は20万円で、賞与は年間60万円という計算で考えると、手取りの年収は230万円程度です。

手取り230万円の中から、家賃や生活費、車のローンや駐車場代、交際費などのお金が出ていきます。

仮に家賃6万円、生活費5万円、車のローンや駐車場代4万円、交際費3万円、その他の出費1万円で計算すると、出費は毎月19万円、年間228万円となります。

「手取り230万円ー出費228万円」で計算すると、年間2万円しか貯金できません。

専門学校の学費は「230万円」かかっているわけですから、年間2万円だと115年かかります。

ただし、これは極端な考え方なので、厳密にいうと、年収アップによって、学費の回収期間が短くなることもあるでしょう。

しかし、学費の元を取るためには、少なくとも5年~10年かかります。

専門学校のコスパを考えてから入学を決めるべき

専門学校 就職できない

専門学校に進もうとする人は、コスパを慎重に考える必要があります。

専門学校の学費は、2年間で平均230万円となり、学費を回収するまでに最低5~10年かかります。

しかも、看護師やITエンジニアのように、専門性が高くて、需要も高い分野を選ばないと、高卒と同条件で就職活動することになります。

つまり、2年間の時間と230万円のお金が、無駄になっているということです。

この現実を理解した上で、専門学校に進むかどうかを考えるべきです。

声優コース、ミュージックコース、ダンスコースなど、就職が困難な専門分野を選ぶと、フリーターになる可能性が高くなります。

フリーターになってしまうと低収入になるので、学費を回収するまでの期間が、さらに長くなってしまいます。

何となく専門学校に行こうとしている方は、将来のことをよく考えてくださいね。

時間とお金は、めちゃくちゃ大事ですよ。

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専門学校を卒業しても就職できない理由【まとめ】

今回の内容のまとめです。

  • 専門学校を卒業しても就職できない
  • ニッチ過ぎる専門学校を卒業するとフリーターになる可能性が高い
  • 専門学校を卒業しても高卒と選べる求人はほとんど変わらない
  • 専門卒よりも大卒の方が新卒入社できる求人数が圧倒的に多い
  • 専門学校のコスパを考えてから入学を決めるべき

高校までは卒業しておいた方がいいですが、そこから先は時間とお金の費用対効果を考えて、慎重に行動したほうがいいです。

思考停止で生きていると、時間とお金をどぶに捨てることになります。

あなたの家庭環境が裕福なら、大学に進学するのがおすすめですが、間違っても奨学金を借りてまで、専門学校や大学に進学しない方がいいです。

18歳で200~400万円の借金を背負ってしまうと、その後の人生が詰んでいきます。

将来のことをよく考えてから、進路を決めてくださいね。

人生において、お金はめちゃくちゃ大事ですよ。

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