サラリーマンとして出世を目指している人の中には、「頑張っても頑張っても仕事が増えるだけで給料が増えない…」と悩んでいる人も多いと思います。
なぜ、出世するほど仕事がきつくなるのか?
結論からいうと、サラリーマンが出世しても、仕事量が増えるだけで、微々たる給料アップと名ばかりの役職しかもらえないように、設計されているからです。

この記事を書いている僕は、会社員として固定給を稼ぎつつ、自分のビジネスを構築しながらサラリーマン卒業を目指しています。
今回は「サラリーマンとして出世しても仕事量が増えるだけになる理由」について解説していきたいと思います。
この記事の目次
サラリーマンとして出世しても仕事量が増えるだけになる理由

「頑張っても頑張っても、全然仕事が楽にならない…」と思ったことはありませんか?
僕は26歳のときに、年収200万円のフリーターから営業職に転職して、入社2年で年収500万円稼げるようになりました。
しかし会社で実績を残して昇進し、給料が上がっていく中で感じたのは、「出世しても仕事がどんどんきつくなるだけで、全然自由になれない」ということでした。
とにかく目の前の仕事に没頭していれば、人生を良い方向に進めていけると信じて努力していましたが、年収500万円稼げるようになってからは、どうやら努力している方向が違うかもしれない、と思うようになりました。
それからは、どうすれば経済的な自由や時間の自由を手に入れられるのかを、自分なりに研究した結果、サラリーマンとして働いている限り、一生自由にはなれないことがわかりました。
この資本主義ゲームにおいては、自由になりたければ、使われる側ではなく、使う側に移動しなければいけないようです。
この世界には4種類のお金の稼ぎ方があります。
それは、従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家、の4種類です。
この中で最も搾取されるのが、従業員(サラリーマン)です。
つまり従業員として働いている限り、一生他人にこき使われる人生だということです。
サラリーマンは他人のふんどしで相撲を取っている
なぜサラリーマンは自由になれないのか?
結論をいうと、サラリーマンは他人のふんどしで相撲を取っているからです。
サラリーマンは、経営者が用意した「会社」というビジネスモデルの中で、歯車の一つとして働いています。
「自分でビジネスモデルを考えて構築する」という大変な作業を放棄して、「与えられた仕事をこなす」という楽な道を選んでいるのです。
サラリーマンの仕事は、毎日決められた労働時間を会社に提供することです。
サラリーマンは自分の時間を売ってお金を稼いでいますが、経営者は自分のビジネスモデルの仕組みからお金を稼いでいます。
他人が作った仕組みの中でお金を稼ぐか、自分が作った仕組みにお金を稼がせるかによって、人生は180度違うものになります。
サラリーマンが、本当の意味での「時間とお金の自由」を手に入れるためには、自分のビジネスモデルを構築しなければいけないのです。
出世しても微々たる報酬と名ばかりの役職しかもらえない

「会社で出世するのが正解じゃないの?」と思っているサラリーマンの人も多いと思います。
厳しいことを言うと、これは思考停止になっています。
世の中のサラリーマンはこのような考え方を持っています。
「会社で出世すれば経済的に自由になれる」
「役職が上がれば仕事も楽になる」
「年収が増えれば人生がもっと豊かになる」
しかし、このような考え方のままでは、他人から酷使される人生から抜け出せません。
会社という組織を、一歩引いて、広い視野から見てみてください。
会社というビジネスモデルは、経営者によって構築されています。
経営者が会社を作る目的は、自分の資産を増やすためで、サラリーマンを豊かにするためではありません。
実際に僕も、会社員として年収を上げることが正しいと思って、毎日深夜までハードワークをしていた時期もありましたが、働いても働いても毎月数万円の報酬が増えるだけでした。
会社内で実績を出せば、役職が上がり、社内でも一目置かれる存在になります。
しかし、経済的な自由や時間の自由は全く手に入りません。
どれだけ役職が上がっても、毎日会社に出勤しなければ、クビになります。
さらに役職が上がると、「良い時計や良い車を持つべきだ」「マイホームを持つべきだ」「上司は後輩に奢るべきだ」という感じで、年収が上がるにつれて出費も増えていきます。
「年収200万円→出費190万円→残額10万円」が「年収500万円→出費490万円→残額10万円」になるだけで、結局残るお金は変わらないのです。
ですから、自由になりたければ、会社員以外からの収入源を増やすしかありません。
資本家はいかに安くサラリーマンを働かせるかを考えている

資本家である経営者たちは、自分が作ったビジネスモデルの中で、「いかに安くサラリーマンに働いてもらうか?」を常に考えています。
一方でサラリーマンたちは、「自分の働きに見合った評価をしてほしい」「実績を作ったのだから給料をあげてほしい」と考えています。
つまり資本家とサラリーマンとでは、目指しているものが真逆なのです。
会社は資本家に決定権があるため、当然サラリーマンの主張は無視され、サラリーマンたちは労働時間を安く提供することを強いられます。
「売上を作れるまで帰るなよ!」「時間は無限にあるのだから絶対に成果を出せ!」という上司たちは、サラリーマンに労働時間をタダで提供させるための仕組みです。
出勤時間よりも2時間早く来て働かされる、残業しているのに定時で帰ったことにさせられる、などは経営者に時間を吸い取られているのです。
サラリーマンたちが時間をタダで提供している間に、経営者たちは新しいビジネスモデルを考えたり、お金をさらに増やすために勉強をしたりして、どんどん豊かになっていきます。
両者の時間の使い方の差が、貧富の差に繋がるのです。
サラリーマンは勝ちにこだわり過ぎると貧乏になっていく

サラリーマンは勝ちにこだわり過ぎると、どんどん貧乏になっていきます。
勝ちにこだわるとは、どういうことか?
自分の見栄やプライドを守ろうとする行為です。
たとえば、高級な時計やスーツを身に付けたい、高級車に乗りたい、マイホームがほしい、などの周りより良いものを手に入れたいという見栄です。
さらに、同僚よりも良い成果を残したい、社内で誰よりも早く出世したい、などの相手に勝ちたいというプライドです。
この見栄やプライドを守るために勝とうとすると、ラットレースを高速で回さなければいけなくなり、肝心の自分のビジネスを構築することができなくなります。
サラリーマンとしてエネルギーを使い果たしてしまうと、プライベートの時間に何もできないので、会社に人生を捧げることになります。
しかし、どれだけ献身的に会社に労働時間を捧げても、会社は他人が所有するものなので、いつ解雇されるかわからないという不安がつきまといます。
最近では、大手企業が従業員を大量に解雇していますし、終身雇用の崩壊を発表する大企業もあります。
つまり、会社にしがみついて生きる人生には、安定などないということです。
自分で商品やビジネスモデルをつくり、自分の力でお金を稼げるようになることだけが、本当の安定です。
ただし、サラリーマンとして出世を目指すのか、自由を手に入れるために準備を始めるのかは、あなたの自由です。
まとめ
今回の内容のまとめです。
- サラリーマンとして出世しても仕事量が増えるだけになる
- サラリーマンは他人のふんどしで相撲を取っている
- 出世しても微々たる報酬と名ばかりの役職しかもらえない
- 資本家はいかに安くサラリーマンを働かせるかを考えている
- サラリーマンは勝ちにこだわり過ぎると貧乏になっていく
サラリーマンとして出世するのが正しいと思っている人は多いですが、これは学校教育からの洗脳でもあります。
「よく勉強して、いい学校に入って、いい会社に就職して、出世して偉くなる」というのが素晴らしいことだと教え込まれてきたせいで、多くの大人が何も疑わずにその道を選びます。
しかしこれは、大量の会社員を生産するための洗脳なのです。
これらの洗脳は、言われたことをきちんとこなし、余計な発言や行動をしない人間を大量に生産して、資本家が作った会社の中で労働をさせて、高額な税金を納めさせるための仕組みです。
幼少期から植えつけられたマインドを変えるのは大変ですが、資本主義ゲームを攻略するためには客観的な事実に注目して、どう生きるかを考えることが重要です。
僕は資本主義のルールやお金を稼ぐ方法を研究した結果、自分でビジネスモデルを構築してサラリーマンを卒業することに決めました。
サラリーマンとして出世を目指すのも、自分でお金を稼ぐ仕組みを作るのも、どちらが正解とかはありません。
ただし、どちらが安定していて、どちらが自由になれるかは一目瞭然です。
あなたはどちらの道を選びますか?