
「めちゃくちゃ働いているのに全然自由になれない…。ブラック労働にも耐えているのにお金も貯まらない…。」
このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、あなたが自由になれない理由は勤め人として働いているからです。
勤め人とは、いわゆるサラリーマンのことです。
どうやら、この資本主義の世の中では、勤め人を続けている限り、他人のために生きる人生になるようです。
勤め人とは「経営者に飼いならされている社畜」ということですね。
資本主義の本質を理解せずに生きていると、経営者に良いように自分の時間を奪われて、自分の人生を他人の資産を増やすために消費することになります。
会社勤めに違和感を感じている人や将来に危機感を感じている人は、資本主義の本質を理解した上で、今のうちから行動しておくのがおすすめです。
世の中のほとんどの人が、勤め人として働いています。
これは、収入のほとんどを、会社からの給料に頼っているということです。
そのまま勤め人を続けている限り、経済的な自由を手に入れることは一生できません。
今回は「勤め人を卒業しないと他人のために生きる人生になる理由」について解説していきます。
この記事の目次
勤め人を卒業しないと他人のために生きる人生になる理由

勤め人とは、自分の労働力を売って、お金を稼いでいる人たちのことです。
資本家がつくった、労働生産システムの中で、最低限の報酬を得ながら、資本家のために一生働き続けるのが、勤め人です。
つまり、勤め人とは、自分の時間を、他人の資産を増やすために、消費する人たちのことですね。
資本主義では、勤め人でいる限り、生活はずっと楽になりませんし、お金も全然貯まりません。
自分の労働時間を売って、お金に換えている限り、このラットレースから抜け出すことはできないのです。
経営者と勤め人の違いとは?
世の中の人間は、2種類に分かれます。
「経営者」と「勤め人」です。
この両者の大きな違いは、お金の稼ぎ方の違いです。経営者と勤め人の違い
- 経営者=自分のビジネスでお金を稼ぐ人
- 勤め人=自分の労働でお金を稼ぐ人
この世の中は、資本主義です。
資本主義では、経営者か勤め人のどちら側にいるかが、めちゃくちゃ重要です。
結論をいうと、勤め人は、お金が貯まらないようになっています。
その理由は、勤め人がもらう給料が「労働力を再生産するための最低限のお金」だからです。
勤め人が受け取る報酬とは?

勤め人は、会社から報酬をもらっています。
この報酬は「労働力を再生産するためのお金」です。
サラリーマンは、自分の労働力をお金に換えているため、毎日会社で働くための労働力を維持しなければいけません。
そのためには、食事をしたり、睡眠をとったり、お風呂に入ったり、ストレスを解消したり。
これにはお金がかかります。
資本家である経営者は、労働者が毎日、労働力を再生産できるように、必要最低限の報酬を与えているのです。
サラリーマンが、労働力を再生産するための、お金の使い道は以下のとおりです。労働力再生産のためにかかる経費
- 労働力を再生産するための朝食・昼食・夕食
- 労働力を維持するための飲み物・タバコ・ガム
- 会社で仕事をするためのスーツ・靴・カバン
- 外見をよく見せるための時計・美容院
- 明日も会社に通うための入浴・睡眠
- ストレスを解消するためのリフレッシュ
つまり、労働力とは「朝起きて、毎日元気な状態で会社に行き、決められた時間の労働をし、働いている間に発揮した時間と体力と精神力を総合したもの」のことです。
給料の本質とは、会社でどれだけの成果を出したか?ではなく、毎日会社のために労働力を発揮できる状態を維持するための経費です
役職がついたサラリーマンの中には、「会社からもらう給料は、会社の売上にどれだけ貢献したかだ!」と言っている人がいます。
これは、かなり的外れな発言ですね。
僕も資本論を知るまでは、恥ずかしながら、この考えを持っていました。
勤め人なのに、マインドコントロールされて、「会社で成果を出さないのは悪だ!」となっている人は、経営者の奴隷から一生抜け出せません。
会社は、勤め人に対して、最低限のお金しか与えません。
その理由は、必要以上にお金を与えてしまうと、勤め人の生活に余裕が出てしまうので、会社を辞めてしまう可能性があるからです。
経営者は、勤め人に対して、労働力を再生産できるギリギリの報酬を与えて、社畜として飼い続けられる状態を支持しているのです。
勤め人の収入は必要最低限に設定されている
勤め人の収入は、必要最低限に設定されています。
年収300万円〜500万円の人の場合、小遣いとして割り当てられる経費は、年間50万円〜100万円の間になる。
年収250万円だと、いっさいお金が余りません。
年収400万円〜500万円だったとしても、自分の労働力を再生産すふためにスーツを買ったり、カバンを買ったり、勉強したり、美味しい食事をしたり、その他嗜好品によって50万円〜100万円はすぐに消えてしまいます。
どれだけ会社で一生懸命働いても、与えらえる給料は、労働力を再生産できるギリギリの金額です。
勤め人が、必要以上にお金を手にすると、会社を辞めてしまうリスクがあるので、経営者は必要最低限のお金しか、勤め人に与えないのです。
サラリーマンは会社奴隷!?いくら稼いでも自由になれない理由

多くの人が、「サラリーマンの給料=どれだけ会社で成果を残したか?」だと思っています。
しかし、これは大きな間違いです。
サラリーマンの給料は、会社での成果や責任の大きさとは、一切関係ありません。
正しくは、「会社がサラリーマンに支払う給料=サラリーマンが労働力を再生産するための経費」です。
会社とは、サラリーマンを使ってお金を生み出すシステムのことで、会社を所有しているのは経営者になります。
つまり、サラリーマンとは、経営者のお金を増やすために、自分の労働力を売っている人たちのことなのです。
この事実を知らない人はたくさんいます。その証拠に、これだけ多くのサラリーマンが存在しているのです。
サラリーマンが会社奴隷である理由は、サラリーマンが自分の時間を他人のために捧げているからです。
これは衝撃的な事実ですよね。
これまでずっと、他人のために、自分の人生を消耗していたのかと思うと、もどかしい気持ちになりませんか?
しかし、これは紛れもない事実です。
サラリーマンでいる限り経済的な自由はない

サラリーマンでいる限り、経済的な自由を手に入れることはできません。
これは、自由になりたい人にとって、かなり深刻な問題です。
あなたは、いかがですか?
あなたは、他人のために生きる人生に、耐えられますか?
絶対に耐えられないという人は、資本主義を深く理解して、資本家を目指しましょう。
そうしないと、知らないうちに、他人の人生の歯車の一つになってしまいます。
ほとんどの人は、資本主義の仕組みを理解していません。
その理由は、学校でも、家庭でも、資本主義についてを教えてくれないからです。
ほとんどの家庭が、サラリーマンの家庭なので、多くの人が「勉強していい学校に入って、いい会社に就職しなさい」と教えられます。
学校の教師は、社会で働いたことがないので、資本主義のことを知るはずがありません。
これらの要因によって、多くの人が、資本主義の仕組みを理解しないまま大人になり、そのまま他人がつくった労働生産システムの中で、一生を終えるのです。
自分の人生を生きるか、他人の人生の歯車になるかは、資本主義の仕組みを理解しているかどうかにかかっています。
資本主義を知っているかどうかで、生涯手にするお金の額に天と地ほどの差が生まれます。
どうやら資本主義では、資本家側にいないと、一生自由にはなれないようです。
どうにかして、サラリーマンから資本家にならないと、自分の人生を生きることはできません。
資本家になるためには、資本主義のことを徹底的に学ぶ必要があります。
自分の商品を作らなければいけませんし、自分のビジネスモデルを構築しなければいけません。
サラリーマンは自分の労働力を売ってお金を稼ぐ

サラリーマンが会社奴隷と言われる理由は、自分の労働力を売ってお金を稼いでいるからです。
サラリーマンと資本家の大きな違いは、お金の稼ぎ方です。
資本家は、お金を稼ぐために、自分の労働力を使いません。
資本家は、他人の労働力を使って、お金を稼ぎます。
自分がつくったビジネスモデルの中で、労働者を働かせて、お金を生み出しています。
サラリーマンを卒業するためには、労働力以外に自分の商品を持つ必要があり、自分の商品を市場でお金に換えていくビジネスモデルを構築する必要があります。
資本主義社会は資本家のために作られた社会

この世の中は「資本主義」です。
資本主義社会とは「資本家のためにつくられた社会」です。
資本家とは会社の経営者のことで、労働者とは勤め人(サラリーマン)のことです。
サラリーマンは、自分の労働力しか商品を持っていないので、自分の時間を他人に提供し続けないと、お金を稼ぐことができません。
経営者は自分の労働力を売らなくても、自分の商品を持っているので、それを売ることでお金を稼ぐことができます。
サラリーマンと経営者では、お金の稼ぎ方が、全然違います。
世の中には、自分の労働時間しか売るものがない人と、自分のビジネスモデルによってお金を生み出せる人の、2種類の人間が存在するのです。
この両者は、考え方が全然違います。
自分のためにつかえる時間の量も、大きく違います。
サラリーマンを卒業したいと考えるなら、「自分の商品をつくって、その商品を売るためのビジネスモデルをつくる」というのが目標になります。
ですから、一流のサラリーマンになろうとするのは、絶対にダメです。
サラリーマンとして高収入を目指すことや、昇進のために時間を必要以上に消耗しすぎることは、サラリーマンの卒業とは真逆の行為です。
「優秀なサラリーマンとして高年収を稼ぐ」という考え方を持っている限り、一生サラリーマンを卒業することはできません。
結局、サラリーマンは、どこまでいってもサラリーマンです。
弁護士でも、医者でも、大手企業の役員でも…。
どんなに年収が高くても、経営者がつくったビジネスモデルという箱の中で、自分の労働力を売ってお金を稼いでいる限りは、経済的な自由を手に入れることはできません。
会社員の給料は労働力を回復させるための必要最低限の経費である

会社からの給料は、サラリーマンの労働力を回復させるための経費です。
それも、必要最低限の経費です。
ですから、どれだけ会社で成果を出しても、どれだけ大きな責任をとっても、どれだけ素晴らしい事業を社内でつくっても、そんなことは関係ありません。
明日も会社に出勤できるように、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、お風呂に入って、スーツをクリーニングに出して…。
このような労働力を回復させるための経費が、サラリーマンに与えられている給料なのです。
サラリーマンには、労働力を回復するためのギリギリのお金しか与えられないので、自分の資本を築くための、余分なお金が全然貯まりません。
会社は、各サラリーマンのポジションに見合った労働力を再生産させるためのお金を与えています。
ですから、年収がどれだけ高くなっても、その分の出費は増えるわけなので、一向にお金が貯まらないということです。
年収300万円の人は年収300万円に見合った生活を送り、年収1000万円の人は年収1000万円に見合った生活を送ります。
サラリーマンたちは、食事、寝る場所、車、時計、余暇の過ごし方などに年収を浪費します。
もらったらもらった分だけ、お金を使ってしまいます。
そのため、サラリーマンは、ずっと経済的に自由にならず、非常にきつい立場を継続します。
会社員が自分に使っているお金はほとんどない

会社員は毎月、会社から決まった額の給料をもらっています。
あなたは給料について、どのようなイメージを持っていますか?
- 会社で出した成果が反映されたもの?
- 会社で任された責任の大きさに比例するもの?
- 会社が増やした利益が分配されたもの?
これらは全て間違っています。
会社員の給料は「労働力を再生産するための必要最低限の経費」です。
会社員は毎日会社に出勤するために、ご飯を食べてお腹をいっぱいにして、お風呂に入って身体をきれいにして、自分の家でしっかり睡眠をとって、翌朝にはクリーニングしたシャツを着なければいけません。
そのためには食費、水道代、ガス代、電気代、家賃、クリーニング代、衣類代などのさまざまなお金が必要です。
このお金が給料なのです。
会社員の給料は毎日出勤するための経費

「給料=自分のお金」だと思っている会社員の人は多いです。
しかし、給料が会社員の労働力を回復させるための経費だと考えると、このようになります。
「給料=経営者の資産を増やすための経費」
会社を経営するためには、オフィス、商品の仕入れ、外注業者、電話、コピー機などが必要で、これらには経費がかかります。
これらの経費と同じように、給料も支払われているのです。
つまり、会社員が手にする給料は、自分のために100%使えるものではなく、毎日出勤するための経費なのです。
食事、お風呂、睡眠、家賃、スーツ、ストレス解消など。
毎日会社に行く準備をするためには、お金がかかります。
ですから、会社員の給料は「毎日出勤するための経費」と考えるのが妥当です。
会社員はギリギリ生活できるお金しかもらえない

会社員の給料は、生活できるギリギリの金額しかもらえません。
その理由は、会社員に必要以上のお金を与えてしまうと、会社に来なくなってしまう可能性があるからです。
そのため経営者は、会社員が会社に依存しないとやっていけない程度のギリギリの給料しか与えないのです。
つまり、会社員は会社でどれだけ大きな成果を出しても、会社に依存しないと生きていけない程度の給料しかもらえないということです。
年収1000万円の会社員でも自由になれない

会社員でいる限り、年収がいくらあっても自由にはなれません。
年収1000万円でも、年収500万円でも、年収300万円でも、会社から給料をもらっている限り、一生自由にはなれません。
毎日同じ時間に出勤する、サービス残業を強要される、他人に命令されて仕事をする、労働時間や業務内容を管理される、など。
会社員でいる限り、このように縛られる人生から抜け出せません。
経営者がほとんど会社にいない理由

会社員は毎日会社に出勤しますが、経営者はほとんど会社にいません。
これはなぜか?
これは、会社員が自分の労働力を商品として売っているのに対して、経営者は自分の労働力を商品として売っていないからです。
会社員は自分の労働時間しか売るものがないので、毎日会社に出勤しないと、お金を稼ぐことはできません。
経営者は自分の時間ではなく、自分の商品やビジネスモデルでお金を稼いでいるので、別に毎日会社に出勤する必要がないのです。
会社員と経営者の決定的な違いとは?

会社員の中には、「なぜ社長は全然会社に来ないんだ!」「社長がいないと会社の士気が上がらないじゃないか!」などと文句を言っている人がいますが、これは大きな見当違いです。
会社員と経営者を対等な立場だと考えていることが、そもそも的外れなのです。
経営者は労働者を働かせてお金を稼ぐ仕組みをつくり、その仕組みの中で働いてお金を稼ぐのが会社員なのです。
会社員と経営者の決定的な違いは「お金の稼ぎ方」です。
自分の労働力を販売するか、自分の商品を販売するかの違いですね。
経営者に洗脳された会社員が1番ヤバい

「会社員は経営者に搾取されている」という表現があります。
しかし、末端の会社員にとって、1番ヤバい相手は経営者ではなく、経営者に洗脳された会社員です。
経営者が自ら「サービス残業をしろ!」とか「売上をつくらないと給料は払えないぞ!」などと言うことは少ないです。
このようなブラックな発言をしているのは、課長や部長などのリーダー層の会社員たちです。
リーダー層の会社員たちは、資本主義についての知識がないので、本気でブラック労働をして会社に貢献することが「善」だと思っています。
末端の会社員にとって、この人たちが1番やっかいです。
サービス残業、サービス出勤、売上がつくれないことに対する詰め、パワハラなどは、洗脳された会社員が率先して行っているのです。
サラリーマンは一生ラットレースを走り続ける

サラリーマンが、なぜ勤め人という立場から這い上がれないのか?
その理由は、ラットレースを走り続けているからです。
ラットレースの中にいる限り、搾取される人生からは抜け出せません。
しかし、サラリーマンには、数少ないメリットがあります。
それは、「安定的に飢え死にしない程度の給料がもらえる」ということです。
会社に勤めている限り、毎月固定の給料が支払われるようになっています。
サラリーマンは、この安定と引き換えに、自分の人生の時間を他人に捧げているのです。
つまり、自分の時間を売ってお金を稼いでいる、ということです。
ただし、この給料の正体は「労働者が労働力を再生産するための経費」であることを忘れてはいけません。
労働力を再生産するための活動とは以下のとおりです。労働力を再生産するための活動
- 3食のご飯を食べる(食費)
- 身ぎれいにすること(洗濯)
- 寝る場所を確保すること(家賃)
- ストレスを解消するための気晴らし(余暇費)
ご飯を食べて、お風呂に入って身体をきれいにして、しっかり睡眠をとって、クリーニングしたスーツを着て、ときにはレジャーを楽しんでストレスを解消して、毎日会社に出勤できる状態を維持する。
そのために、会社から与えられた給料をつかう。
これが、サラリーマンに与えられている給料の正体です。
ですから、「給料=成果」「給料=責任」というのは、資本主義の世界では、大きな間違いです。
このような発言をする人は、労働者から搾取しようとしている経営者か、資本主義に対して無知な労働者の管理職です。
サラリーマンを卒業したいのなら、この人たちの発言を鵜呑みにしていてはいけません。
表向きは話を合わせておいて、内心では無視しておきましょう。
会社がサラリーマンに支払う給料は、サラリーマンを一生ラットレースの中で走らせ続けるための必要最低限の経費なのです。
これを理解せずに、会社勤めをしているサラリーマンは会社奴隷です。
勤め人を卒業する方法とは?

資本主義では、自分の労働力を売るのではなく、自分でつくった商品を売るのが正しい選択です。
勤め人は、自分の労働時間を売ってお金を得ますが、経営者は、自分がつくったビジネスモデルによってお金を得ます。
勤め人が、勤め人を卒業できない理由は、勤め人の給料の金額設定が、労働力を再生産するための最低限の金額に設定されているからです。
余分なお金が余るような給与額には設定されていません。
勤め人を続けている限り、このラットレースからは抜け出せません。
勤め人を卒業するためには、自分の商品をつくって、商品を売ってお金を稼ぐという収入源を構築しなければいけません。
貧乏人は自分にお金をつかい、お金持ちはビジネスモデルをつくるためにお金をつかう、ということです。
勤め人を卒業するためには、労働力以外の商品をもつことが重要になります。
「自分の労働を売る→自分の商品を作る→その商品で会社を作る→その会社を誰かに売る」という流れが、大きなお金を得るための王道ルートです。
自分の事業を成功させるためには、「いかに利害関係者を幸せにし続けられるか?」が大切なので、勤め人を卒業するためには、勤め人をやりながら、アンテナを張り巡らせておかないといけませんね。
出世に興味ない人の方が正しい理由【出世は従順な社畜を作る仕組み】

会社で頑張って成果を残して出世していく人と、会社では最低限の仕事しかしない出世に興味のない人、どちらが正しい生き方なのか?
結論からいうと、出世に興味ない人の方が正しいです。
その理由は、出世した分の仕事量と責任が増えて、自由に使える時間がどんどん減っていくからです。
出世すると、人生のほとんどの時間を、会社に捧げなくてはいけなくなります。
つまり、出世に比例して、社畜度が増していくということです。
ですから、経済的な自由を手に入れたいと思っているなら、出世をしてはいけません。
資本主義は出世に興味ないのが正しい

会社での出世に興味ない人の方が、資本主義社会では正しいです。
資本主義は資本家が有利になるように作られた仕組みなので、勤め人側(会社員側)でいる限り、一生不利な立場で生きていかなければいけません。
たとえ年収1000万円稼いでいたとしても、勤め人の状態であれば、代替え可能なただの社畜です。
会社には主任、係長、課長、部長、常務、専務、取締役など様々な役職があります。
どの役職に就いていたとしても、勤め人である限り、ただの社畜です。
役職が就くと、自分が偉くなったような錯覚を覚えますが、資本主義のルールで考えると、立場は平社員の時と全く変わっていません。
他人(経営者)の資産を増やすために、自分の労働時間を売る弱い立場です。
平社員だろうが、係長だろうが、課長だろうが、部長だろうが、役員だろうが、株式を保有する創業者以外は、自分の労働時間を売らないと給料がもらえません。
つまり、会社の中にいる人間は「経営者(株主)」と「その他大勢(平社員、係長、課長、部長、常務、専務、取締役など)」の2種類しかいないということです。
ですから、会社の中でどれだけ出世しても、社畜からは一生抜け出せないのです。
出世したくないと思うのが正しい感情です

「出世したくない」「出世に興味ない」と思うのは、資本主義のルールの上では正しい感情です。
資本主義では「自分の商品やビジネスモデルでお金を稼ぐ」というのが正しい選択です。
会社の中で出世して、自分の時間を他人に奪われている暇なんてありません。
出世すると、月5万円程度の給料が増えるのと引き換えに、大量のサービス残量と休日出勤が課せられます。
会社での仕事に気力と体力を奪われてしまうと、社畜から抜け出すための準備に使うエネルギーがなくなってしまいます。
ですから、自分の商品やビジネスモデルを作るためにも、出世したくないと思うのは正しい感情なのです。
出世はマジであほらしい

出世はマジであほらしいと思います。
僕も過去に平社員から課長まで出世したことがありますが、その時は給料に不相応な業務負荷が追加される経験をしました。
当時は20代だったので、単純に役職が就いたことや出世したことが嬉しくて、毎日0時過ぎまでのサービス残業&毎週の休日出勤をして、会社に貢献していました。
しかし、資本主義のルールを知った今では、出世なんてマジであほらしいと思います。
給料は毎月10万円ほど増えましたが、毎日16時間勤務で、1ヶ月の休みは4日程度というブラック労働を強いられていました。
この時の頭の中は「仕事で成果を出すことが100%」になってしまっていたので、それが自分のためではなく、他人の資産を増やすためということに気づけませんでした。
「会社の中で出世していきたい」「役職を上げていきたい」という勤め人の方は、はやく資本主義のルールを理解した方がいいです。
出世する人はデメリットだらけ!社畜人生しか選べない

会社で出世する人はデメリットだらけです。
最大のデメリットは、社畜人生しか選べなくなることです。
会社で出世するということは、その役職や給料に見合ったパフォーマンスを会社で発揮しなければいけません。
役職が就くと、平社員よりもハードルの高い目標設定を強制されるので、自分の労働力を惜しみなく会社に捧げないといけなくなります。
そんなことをしていたら、その会社でしか通用しない人間になってしまいます。
さらに、マネージャー職になると部下の育成など、めちゃくちゃ業務負荷の高い仕事が増えるので、精神的にも肉体的にもボロボロになります。
月4回ほどしかない休日は、疲労した精神と肉体を回復させるためだけに使うことになり、自分の商品やビジネスモデルを作るために使う時間などありません。
ですから、出世する人は、その責任が重くなるほど、社畜から抜け出せなくなります。
その会社でしか生きられない人生は最悪です。
もし会社が潰れたら、100%路頭に迷うことになります。
資本主義のゲームの中では、会社で出世する道を選ぶ人には、デメリットしかないのです。
出世した人が偉そうでも無視して自分に集中する

会社の中で出世して役職や給料が上がった人は、気持ちが大きくなって偉そうな態度になります。
しかし、この人たちは目先の優越感や給料にしか目が向いていません。
その選択が、社畜人生に忠誠を誓っているということに、気づいていないのです。
会社での出世は、名前だけの役職と給料の微々たる増額のために、自分の時間を惜しみなく他人に捧げるという忠誠なのです。
実際に課長、部長、役員などのマネージャー職は、毎日0時近くまで仕事をし、休日出勤も日常茶飯事です。
彼らの給料を労働時間で割ると、いったい時給はいくらになるのでしょうか?
「ちゃんと計算したら、時給1,000円〜2,000円程度だった」という話は珍しくありません。
下手したらフリーターの方が、時給が高くなるかもしれません。
出世候補に抜擢されたら全力で拒否しよう

経済的な自由を手に入れたい人は、絶対に出世する道を選んではいけません。
会社から出世候補に抜擢されてしまったら、全力で拒否しましょう。
理想は、会社員として年収400〜500万円程度をブラック労働せずに稼ぎ、平日の可処分時間で自分の商品やビジネスモデルを作るための準備や勉強に使う、という働き方です。
会社で自分の時間を全て消耗しきってはいけません。
余力を残しておいて、自分のために時間を使えるようにしておきましょう。
会社での出世競争を勝ち取って、くだらない自己顕示欲を満たしても、あなたの資産は1円も増えません。
会社で頑張れば頑張るほど、あなたではなく、あなたを使ってお金を稼いでいる経営者の資産が増えていくだけなのです。
他人のために使う労働は最小限にして、自分のために使う労働を最大化させましょう。
部下育成に悩んでも無駄な理由【業務負荷に見合った見返りがない】

「部下の育成がうまくできない…」
このような悩みをもつ上司の方向けの記事です。
リーダーやマネージャーになると、「部下育成の悩み」がストレスになりますよね?
結論から言うと、部下育成に悩む時間は、めちゃくちゃ無駄です。
その理由は、部下育成の業務負荷に見合った見返りが、一切ないからです。
僕は3名~15名ほどのチームで、リーダーをしてきた経験があります。
この経験から身に染みたことは、「部下育成に悩んでも無駄だ」ということです。
従業員には、いろいろなタイプの人間がいます。
家庭環境、学校、前職、プライベート、思考など。様々な要因が絡み合って、一人の人間を形成しています。
そのため部下を育成するためには、部下ごとに育成方法を変えなければいけません。
似たような性格の部下を教えるのは簡単ですが、全く性格の違う部下を教えるとなると、その度に莫大な業務負荷がかかります。
素直に上司のアドバイスを聴く部下もいれば、反抗的な態度の部下もいます。
しかも、Aの部下には伝わった話が、Bの部下には伝わらない、というような事態も起こります。
ハッキリ言って、上司にとって部下育成は何よりもストレスだと思います。
「チームリーダー」や「チームマネージャー」と呼ばれると優越感に浸れますが、その代償となる業務負荷の量が半端じゃないです。
「なんであいつは育たないのか?」
「どうすればもっと活躍させてあげられるか?」
この悩みが、平日も休日も、ずっと付きまといます。
このストレスは、めちゃくちゃきついです。
では、この業務負荷に対する見返りはあるのか?
残念ながら、何も見返りはありません。
部下育成に使う時間と労力に対する見返りはゼロ

上司が部下育成に使う時間と労力は膨大です。
しかし、これに対する見返りはゼロです。
それはなぜか?
その理由は、部下は育ててもらえるのが当たり前だと思っていますし、優秀な部下を育成しても上司が儲かるわけではないからです。
部下は教えられるのが当たり前だと思っているので、上司が自分の仕事を後回しにして部下に時間を割いていても、「部下を育てるのは上司の仕事でしょ?」くらいにしか思っていません。
むしろ、「なんでそこまで言われないといけないんだ!」と怒りの感情をもっているかもしれません。
立場が違うだけで、思考回路には大きな差が生まれます。
上司が多大な時間を投資して、部下を一人前に育てたとしても、部下が上司にリターンをくれることはありません。
リターンがあるとすれば、「育ててくれてありがとうございます!」と言ってくれる部下が、たまにいるくらいですかね。
たったのこれだけです…。
では、部下が一人前になって、大きなリターンを手にしているのは誰か?
それは会社を所有する経営者です。
部下育成は結果的に経営者のお金を増やすための業務

上司が自分を犠牲にして育てた部下によって、最も大きなリターンを得るのは「会社の経営者」です。
どれだけ優秀な部下を育成しても、上司には1円もお金は入りません。
上司が部下育成に成功しても、会社から毎月もらえる給料は変わりません。
一人前になった部下の給料が、少し増えるだけです。
では、部下が一人でつくれるようになった売上は、どこにいくのか?
売上は全て、経営者の懐に消えていきます。
経営者にとって、「社員=お金を生み出すための歯車」です。
つまり、社員はお金を増やすための道具、ということですね。
ですから、上司が部下を育成する行為は、経営者の道具を磨いていることになります。
上司は自分の使命だと思って、部下に対して手厚く指導します。
しかし、これは他人のお金を増やすために、無料で自分の時間を提供している、ということなのです。
それでもあなたは、部下育成に悩む必要があると思いますか?
部下育成はコミュニケーションコストが高すぎる

部下育成は、コミュニケーションコストが、とにかく高すぎます。
僕の感覚だと、お客様から契約をいただくよりも、部下を教育する方が100倍難しいと思います。
部下はただの勤め人なので、仕事に対して求めるものがバラバラです。モチベーションの低い社員の思考
- 生活に困らないくらいのお金が稼げればいい
- プライベートの時間が確保できれば何でもいい
- とにかく楽をしたいから難しい仕事はしたくない
- 出世や昇進には一切興味がない
- 親がうるさいから、とりあえず就職している
こんな感じで、仕事に対するモチベーションが低い部下も、たくさんいます。
逆に以下のように、仕事に対してモチベーションが高い部下もいます。モチベーションの高い社員の思考
- 若いうちに役職に就きたい
- 30代までに年収1000万円稼ぎたい
- プライベートを返上してでも仕事を身に付けたい
- 必死で働いて自分の市場価値を高めたい
- ビジネススキルを磨いて将来は起業したい
こんな感じですね。
僕の経験からいうと、モチベーションの高い部下を育成するのは、めちゃくちゃ簡単です。
問題はモチベーションの低い部下です。
会社経営で1番大変なのは、従業員のモチベーションを管理することです。
そもそも従業員のモチベーションを管理することなど、不可能です。
経営者はこの大変さをよく知っているので、最初から従業員のモチベーションを管理しようなどとは考えません。
しかし、リーダーになるような勤め人は「人は変われる!」と本気で思っているので、部下に対して一生懸命になります。
しかし、他人のモチベーションを上げることなど、誰にもできないので、上司がどれだけ頑張っても、部下は何も変わらないのです。
以上のことからも、部下育成はコミュニケーションコストが高すぎます。
しかも、コスパが最強に悪いです。
部下育成に失敗すると立ち直れなくなる

上司が部下育成をするときに、気を付けなければいけないのは、失敗しても気にしないことです。
部下育成はだいたい失敗します。
しかし、部下育成が無理ゲーだということを知らないと、部下育成に失敗したときに大きなダメージを受けて、立ち直れなくなります。
「俺はリーダーに向いていないのか?」
「なぜあいつは能力を発揮できないのか?」
「俺のせいであいつは成果を出せないのか?」
部下育成に失敗すると、このような悩みが、頭の中から離れません。
しかし、どれだけ時間をかけて悩んでも、この課題は解決できません。
部下育成の課題は一生解決できない

部下育成の課題に悩むリーダーは多いと思います。
しかし、部下育成の課題は一生解決できません。
その理由は、部下が育つかどうかの課題は、部下自身の課題だからです。
アドラーの心理学によると、他人の課題を解決することはできません。
リーダーの課題と部下の課題は、まったく別ものなのです。
客観的にそれぞれの課題を考えると、リーダーの課題は「部下育成に取り組むこと」で、部下の課題は「一人前になって成果を出すこと」です。
つまり、部下が一人前になることは、リーダーの課題ではないのです。
会社がリーダーに与えている課題は、「部下を指導する」という行為そのものです。
「部下が一人前に成長する」という結果の9割は、部下自身の問題です。
この問題に対して、上司が踏み込もうとすること自体が、間違っているのです。
部下育成よりも大事なことが山ほどある

会社の経営者目線で考えると、部下育成に時間と労力を使ってくれるリーダーは、本当にありがたい存在です。
なぜなら、経営者のお金を増やすために、無料で必要以上に労働してくれるからです。
しかし、リーダー目線で考えると、部下育成よりも大事なことが、山ほどあると思います。
資本主義のルールでは、資本家側にいかないと、一生自由にはなれません。
つまり、リーダーとして、優秀な部下を何人育てても、勤め人でいる限り、自由にはなれないということです。
優秀な部下が育つことで、どんどん豊かになっていくのは、資本家である経営者だけです。
平社員でも、リーダーでも、マネージャーでも、勤め人は勤め人です。
勤め人は、他人が作ったシステムの中の、ラットレースを走り続ける歯車なのです。
リーダーやマネージャーの方は、部下育成に自分の労働力をつぎ込むか、余剰の労働力を使って資本家側に移動する準備をするか、考えたほうがいいですね。
ちなみに僕は、8年ほどリーダーをやってきましたが、今は資本家側に労働力をつぎ込むことに決めました。
あなたはどうしますか?
会社の愚痴を言う人は無能な理由【関わると損するリスクが高い】

会社の愚痴を言う人っていますよね?
居酒屋とかに集まって、上司や会社の愚痴を言っている人たち。
いったい何が楽しいのでしょうか?
彼らは自分のことを、客観視できていません。
会社の愚痴を言うのは、無能な人間のすることです。
つまり、会社の悪口を言う人は、自分が無能であることを自らバラしているのです。
これって、めちゃくちゃ滑稽ですよね。
あなたのまわりに会社の愚痴を言う人はいますか?
人生を豊かにしたいなら、絶対にこの人たちと関わってはいけません。
あなたの人生の邪魔になりますからね。
今回は「会社の愚痴を言う人は無能な理由」について話していきます。
会社の愚痴を言う人とは、絶対に関わりたくないですね。
本当に時間の無駄だと思います。
彼らは居酒屋とかに集まって、このような会社の愚痴を言います。
こんなに働いているのに給料が安い…
なぜこんなに業務量が多いんだ…
労働環境が悪すぎてダメだ…
経営者が社員を全然理解していない…
こんな感じです。
「じゃあ、経営者になれば?」ってことですね。
会社の愚痴を言っている人は、決まって仕事ができない人たちです。
この人たちは、思考停止しているので、不満に思っている現状を変えようとはしません。
会社の愚痴を言ってしまう時点で、「自分は現状を変えれない無能な人間なので、会社にしがみついて愚痴を言うことしかできません!」とアピールしているようなものです。
もしあなたが人生を豊かにしたいと思っているなら、絶対にこの人たちと時間を共有してはいけません。
愚痴を聞いてもらいたい人の相手をしても、何も得るものはありません。
損するリスクしかありません。
会社の愚痴ばかり言う人は人生を諦めている

会社の愚痴ばかり言う人は、人生を諦めています。
給料を上げてほしいなら、仕事で成果を出して会社と交渉すればいいですよね?
労働環境の改善を望むのなら、労働環境の整った会社に転職すればいいですよね?
そんなに会社員が嫌なら、自分で起業すればいいですよね?
会社の愚痴を言う人には、このようなパワーはありません。
「どうせ自分にはできない…」と諦めてしまっています。
人生を諦めてしまった人たちと話をしても、何も気づきはありません。
本当に会社に不満があるなら、今の環境を変えればいいのです。
でもそれをしないということは、現状に満足しているのだと思います。
会社の愚痴を言う人のまわりには無能な人しか集まらない

会社の愚痴を言う人が厄介なのは、同調圧力で迫ってくるところです。
愚痴を言う人の周りには、愚痴を言う人が集まります。
同僚や上司の中に、会社の愚痴を言う人の集団ができていると、自分もそこに入らないといけないような空気感が漂います。
でもそこに入ったら終わりです。
会社の愚痴を言う人になった瞬間に、無能な人の仲間入りです。
無能な人たちと話していると、そっちに引っ張られます。
同調圧力がすごいかもしれませんが、それに負けたら人生が終わる!と踏ん張って、自分のために時間を使いましょう。
会社の愚痴を聞いている時間はゴミになる

会社の愚痴を聞いている時間は、ゴミ以下の価値しかありません。
人生で1番貴重なのは時間です。
お金は増やすことができますが、時間は増やすことができません。
それなのに、他人の愚痴を聞くことに、時間を使ってしまうなんて、本当にもったいないですよね?
時間をゴミ箱に捨てているのと一緒です。
さらに厄介なことは、「言葉にはパワーがある」ということです。
初めは愚痴を言う人のことを滑稽だと思っていても、一緒にいる時間が長くなってくると、少なからず影響を受けます。
ポジティブな思考がネガティブな思考に汚染されて、いつの間にか人生を諦めている側にまわってしまいます。
人間は想像以上に、周りの影響を受けるものです。
自分の価値を下げるものを徹底的に排除して、良質な言葉のシャワーを浴びるように努めましょう。
会社の愚痴を言わない人しか信用できない

あなたは、会社の愚痴を言う人を信用できますか?
やっぱり信用できないですよね。
人の悪口や会社の愚痴を言う人は、全く信用できません。
話す言葉は、その人の思考そのものを表します。
前向きな発言をする人の思考は前向きですし、ネガティブな発言をする人の思考はネガティブです。
会社の愚痴を言う人は、自らの課題に対して逃げている人たちです。
逃げグセがついている人たちは、本当に信用できません。
大事な話もできませんし、重要な頼みごともできませんし、何も学ぶこともありません。
人生にプラスにならないなら、速攻で縁を切った方がいいです。
会社の愚痴を言っている暇があるなら自分で何とかしよう

人生を豊かにしたいと思っているあなたに、会社の愚痴を言っている暇はありません。
そんな時間があったら、自分のために時間を使いましょう。
豊かになるためにやるべきことは山ほどあります。豊かになるためにやるべきこと
- 将来のために大量の書籍を読む
- 成功者たちに会って話を聞く
- 自分の商品を作るためにスキルを磨く
- スモールビジネスを始めてみる
会社員をしながら、これらをやっていると、本当に時間が足りません。
居酒屋で会社の愚痴を言っている暇なんてないのです。
そんな時間があるなら1冊でも多くの本を読んだ方がいいです。
資本家を目指す第一歩がスモールビジネスを持つことですが、これがめちゃくちゃ難しいです。
最初は自分の労働力しか武器を持っていないので、スモールビジネスを軌道に乗せるために、自分の労働力の全てをここに注ぎ込む必要があります。
人生を豊かにしたいなら、使える全ての時間を自分に投資しましょう。
会社員以外の生き方とは?

「お前は人の褌で相撲を取ってんのか?」
これは僕が勤めている会社の経営者から言われた言葉です。
経営者がこの言葉を言った意図は「他人が用意した商談で契約を取るのではなく、自分で商談をつくって契約を取ってこい」というものでした。
要するに、「商談があれば契約を取れるのだから、他人の商談は他人に契約を取らせて、お前は別のところで契約を取ってきて、もっと会社の売上を増やせ!」ということです。
この言葉を言われたときは、めちゃくちゃムカつきました。
僕が契約を取ってきたことを評価せず、逆に煽るような言葉を浴びせてきたことに不信感さえ覚えました。
しかし、今となっては、この言葉の本来の意味を理解できたことに感謝しています。
本来の「人の褌」とは、経営者がつくった「会社」のことなのです。
つまり、経営者がつくったビジネスモデルという箱の中で、どれだけ成果を出したとしても、結局は「人の褌で相撲を取っている状態」になります。
会社員でいる限り、人の褌からは一生抜け出せない、ということです。
資本主義を理解しつつある今、この言葉がなかなか沁みます。
経営者が社員と関わらない理由

僕は今の会社に入って9年目ですが、この9年で経営者の社員に対する接し方が、大きく変わったのを感じます。
僕が入社して間もない頃は、ベンチャー感が強くて、毎日深夜0時頃までブラック労働をしていました。
社員もブラック労働をしていましたが、それ以上に経営者がブラック労働をしていました。
経営者は毎日深夜3時頃まで仕事をして翌朝8時頃に出社、土日も返上で出勤するのは当たり前、という働き方をしていました。
僕はこの経営者の姿をみて「すごいな~!」と思い、自分も経営者を見習ってサービス残業とサービス出勤をしまくっていました。
しかし、9年経ってふたを開けてみると、「自由な時間を手に入れてほとんど会社に来なくなった経営者」と「今でも変わらず毎日会社に出勤し続ける労働者」という格差がついていました。
これは自分の褌で相撲を取り続けた人間と、人の褌で相撲を取り続けた人間の違いですね。
経営者は自分のために労働時間を投資し続け、労働者の僕は他人のために労働時間を無料で提供し続けていたのです。
9年経った今の僕は「やっちまった~」と後悔をしています。
しかし、過去を嘆いていても仕方がないので、今は会社での仕事を最低限にこなしつつ、自分の商品をつくって勤め人卒業の準備を進めています。
会社員以外の生き方を知らないと自由になれない

資本主義では会社員以外の生き方を知らないと、絶対に自由にはなれません。
資本主義は「資本家が労働者を使ってお金を増やすための仕組み」です。
資本家である経営者と労働者である会社員では、生涯年収に桁違いの差が生まれます。
会社員は労働力を売ってお金を稼いでおり、経営者から支払われる給料のほとんどは、自分の労働力を回復させるために消費されます。
会社員は毎日労働するために必要な、最低限のお金しか与えられていないので、会社を辞めても生活できるほどのお金は絶対に貯まりません。
つまり、自分の時間を売ってお金を稼ぐ生活から、一生抜け出せないのです。
自由な生活を手に入れたいなら、会社員以外の生き方を選ばないといけません。
そのための知識も当然必要になります。
会社員以外の生き方を選べないのは思考停止だから

会社員以外の生き方を選べないのは、思考が停止しているからです。
会社員は自分のアタマで考えなくてもいいので、そういった意味ではめちゃくちゃ楽な立場です。
何も考えなくても仕事はありますし、毎日会社に行っていれば、食べるのに困らない程度のお金は稼げます。
1日日の大半の時間を他人に捧げなければいけませんが、その分の安定を手に入れることができます。
経営者がつくったビジネスモデルの中の歯車として、与えられた作業をこなしているだけで、毎月固定の給料が振り込まれます。
「自動で毎月お金が振り込まれる」という安心感はなかなか捨てられません。
「来月の給料が振り込まれないかもしれない」というリスクに耐えられる人だけが、大きなリターンを手にするのです。
「会社員で頑張っていればいつか報われるはずだ!」と思考停止な発言をする上司たちもいますが、会社が潰れたらすべてがゼロになります。
会社員以外の生き方をしないとリスクが大きい

「会社員は毎月固定の給料が振り込まれるから安定している」と思い込んでいる人もいますが、これは大きな間違いです。
資本主義では、会社員以外の生き方をしないと、リスクが大きくなります。
なぜなら会社員は、会社が倒産したら、100%路頭に迷うからです。
その点、経営者は違います。
経営者は会社が倒産しても、またイチからビジネスモデルを構築して、挑戦することができます。
これは経営者が労働力ではなく、自分の商品を売ってお金を稼いでいるからできることです。
会社員は自分の労働力しか商品を持っていないので、労働力を買ってくれる会社を見つけられないと、食べていけなくなります。
あなたは会社員の生き方と会社員以外の生き方、どちらがリスクが大きいと思いますか?
経営者が社員と関わってもメリットが一つもない

僕はベンチャー企業に入社して9年になりますが、9年経つと経営者は社員と関わらないようになります。
これに対して「なぜ社長は飲み会に来ないんだ!」「社長が社員の前で話さないと士気が上がらない」と文句を言う社員もいます。
最初は僕も、このような不満を持っていました。
しかし、今は経営者が社員と関わらないのは正しい行動だと思います。
その理由のすべては資本主義の中にあります。
そもそも経営者と社員では、生きている場所が全く違います。
それぞれが売っている商品も違いますし、自由に使える時間も違います。
経営者は自分の商品を売ってお金を稼ぎますが、社員は自分の労働時間を売ってお金を稼ぎます。
この両者の話が合うはずがないのです。
もともと労働者出身という経営者も多いので、経営者は労働者と深く関係を持ちすぎると、労働者側に思考が引っ張られてしまいます。
こうなってしまうと、せっかく経営者になった意味がないですよね。
ですから、経営者ができるだけ社員と関わらないのは、当然の選択だと思います。
会社の飲み会なんて自分以外の全員が労働者なわけですから、多数決で労働者が強くなり、居づらくて全然楽しめないですよね?
経営者は社員と関わっても、何一つメリットがないのです。
会社員以外の生き方の始め方

ここまでの内容で、会社員以外の生き方をするのが大事なことはわかりましたよね?
では、どうやって会社員以外の生き方を始めればいいのか?
それは小資本でできる副業です。
僕の場合はWEB業界で働いていたこともあり、ブログ運営を選びました。
会社員にもできる副業には、不動産や転売、本業のスキルを活かしたクラウドソーシングなど様々なものがあります。
しかし、元手に必要な資本の金額を考えると、ブログ運営がもっとも手軽にできると思います。
Googleアドセンスや大手ASPを活用すれば、誰でもお金を稼ぐことはできます。
まだまだ僕もこれからですが、ブログ運営をスタートしてから11か月で、毎月1万円以上を安定的に稼げるようになりました。
では、ブログで何を発信すればいいか?
おすすめは「あなたが勤め人としてやっている仕事」の情報です。
毎日8時間ほどの時間を費やしているわけですから、何かしらの知識や経験、ノウハウが自分に蓄積しているはずです。
勤め人の時間を経営者だけに捧げるのではなく、自分の資産となるビジネスへの投資になるように工夫しましょう。
そうすれば一石二鳥です。
会社で働いて安定的な固定給を確保しながら、その経験を自分の商品づくりにも反映させていくのです。
これが「会社員以外の生き方」を始めるのにおすすめの方法です。
勤め人を卒業しないと経済的な自由を手に入れられない理由【まとめ】
最後に「勤め人を卒業しないと経済的な自由を手に入れられない理由」をまとめておきます。
- 勤め人は経営者のお金を増やすために働く
- 給料は労働力を再生産するための経費
- 労働者には必要最低限のお金しか与えられない
- 労働者は経済的な自由を一生手にすることはできない
- 勤め人は自分の時間を売ってお金を稼ぐ
- 経営者は自分の商品を売ってお金を稼ぐ
- 資本主義を理解していないと搾取される側にまわる
- 勤め人を卒業するためには自分の商品をつくって売るしかない
もともと僕は、「長時間労働をしてでも、会社で結果を出すことにこだわれ!」という考えを持って働いていました。
しかし、ある時、資本主義の本質を知り、自分が大きな勘違いをしていたことに気づきました。
会社の中で必死に働いて、億単位の利益を残しても、僕に支払われる給料は年収500万円程度です。
残りはすべて経営者の取り分になります。
しかも、勤め人の状態で事業を成功させても、個人の名前は世に出ませんし、全て会社の実績となり、会社の評価が上がるだけです。
つまり、会社の株主である経営者の資産価値が上がるということですね。
「これは勤め人だと損するだけだな~」と思ったので、僕も資本家の側にまわるために個人で商品をつくったり、スモールビジネスを始めたりして、虎視眈々と勤め人を卒業する計画を実行しています。
あたなは、勤め人の実態を理解した上で、どんな行動をとりますか?