「起業して成功できる方法が知りたい」
「起業するために何が必要かを知りたい」
「起業したいけど不安があって一歩踏み出せない」
この記事は、このような方に向けて書いています。
結論からいうと、起業して成功できる条件は「しつこさ」があるかどうかだけです。
起業で成功するためには、専門知識も、特別な経験や人脈も必要ありません。
とにかく、しつこい人が起業して成功できます。
最近は起業する人も増えてきていますが、廃業してしまう会社も多いのが実態です。
なぜ、廃業する会社が多いのかというと、途中であきらめて辞めてしまう人が多いからです。
ですから、起業で大切なことは、成功に向かってしつこく行動し続けることなのです。
ほとんどの人が途中であきらめていくわけですから、最後までしつこくやり続ける人が残り、結果的に成功するという原理です。
今回は、「起業して成功できる条件がしつこさである理由」について話していきたいと思います。
この記事の目次
起業して成功できる条件がしつこさである理由

起業して商品やサービスをリリースしても、「商品をリリースして広告を出したけど、全然売れずにうまくいかなかったです。だから、もうビジネスは辞めます」という感じで、あっさりと諦めてしまう人が多いです。
起業という行動をとるまでは良いのですが、自分の思うとおりにいかないと、すぐに諦めてしまう人がほとんどなので、廃業率もこれだけ高まっているのです。
起業で成功するために必要なことは「しつこさ」です。
しつこく営業できる人や、しつこく行動と改善をくり返せる人は成功できる確率が高いです。
無心でやり続けることができるような仕組みをつくったり、目の前の売上を何としてでもつくらないとマズイ状況に自分を追い込んだりして、一部の起業家たちは成功していきます。
たとえば、イベントを企画して人を集めないといけないのなら、知り合いに声をかけまくったり、SNSなどで毎日50人にメッセージを送ったりして、何としてでもイベントを成功させるという「しつこさ」のある行動ができるかどうかです。
やらなければいけない状況に対面した時に、なりふり構わずいろんな人に声を掛けまくれる人は、起業しても成功しやすい人です。
しつこく電話と接客をして赤字企業を立て直した社長

しつこい行動で、巨額の債務超過に陥り破綻していたメガネ販売店チェーンの株式会社オンデーズを、売上180億円規模の会社になるまで立て直した社長の田中修治という方がいます。
田中さんは当時50店舗くらいだった自社のメガネ販売店に対して、毎朝全店舗に電話をして本日の売上目標などを確認していたそうです。
電話1本が1~3分くらいなので、毎朝1~2時間をこの電話の時間につかっていました。
各店舗の店長は、社長から直接電話がかかってくるので、何とか達成しようという感じになり、それが店舗スタッフにも浸透していくことで、各店舗の売上も伸びていったそうです。
さらに、田中さんは電話で指示を出すだけでなく、毎日各店舗をまわって、自ら店頭で接客をしてメガネを販売したり、集客のために着ぐるみを着て風船をくばったりするなど、会社を立て直すためになりふり構わず行動をしていました。
従業員たちは、「社長も店頭で汗水たらして接客しているのだから、自分たちもやらないと!」という雰囲気になり、その結果、会社の売上は伸びていきました。
田中さんが社長に就任した2008年は年間売上20億円程度でしたが、2019年は年間売上200億円規模まで業績が伸びており、10年で10倍の売上アップに成功しています。
このことからも、毎日電話をかけ続けたり、毎日改善し続けたりする「しつこさ」が企業にはめちゃくちゃ大切だということがわかります。
人生の目的と起業がリンクしていれば、しつこく行動できる

「自分が世の中を変えてやる」「社会の課題を自分が解決する」「とにかく面白いことをやり続けたい」「労働者人生から抜け出してやる」など、起業するための理由があります。
しつこく行動できるかどうかは、自分事か他人事かで大きく変わってきます。
あなたの人生の目的は何ですか?
人生をとおして、自分が成し遂げたいことを考えて、それを達成するための手段として起業すれば、モチベーションや情熱が落ち込むことが少なくなります。
なぜなら、この考え方で起業すると、起業してビジネスを成功させることと人生の目的がリンクするので、ビジネスを途中で辞めるという選択肢がなくなるからです。
途中で辞めずに挑戦し続けている限り、起業で成功できる確率は高くなります。
さらに、人生の目的を達成するための起業なので、しつこく行動することに対しても抵抗がなくなり、しつこく行動することが日常のことになっていきます。
しつこさと営業力が起業で成功する秘訣

詐欺まがいの商品を営業するのはダメですが、自分がこれだと信じられる商品やサービスをしつこく営業することは悪いことではありません。
良い商品や良いサービスを扱うというのは大前提ですが、そこからはそれをどれだけうまく提案できるかという営業力の勝負になります。
良い商品や良いサービスを扱っていても、営業力がないせいで廃業していく会社は山ほどあるのです。
ですから、起業で成功するために必要なのは「しつこさ」と「営業力」ということになります。
皆さんも、これらを踏まえた上で、副業や起業にチャレンジしてくださいね。
まとめ
今回のまとめです。
- 起業して成功できる条件がしつこさである
- しつこく電話と接客すれば赤字企業も立て直せる
- 人生の目的と起業がリンクしていれば、しつこく行動できる
- しつこさと営業力が起業で成功する秘訣
今回は、「起業して成功できる条件がしつこさである理由」について話しました。
起業したいと思っている人は増えてきていますが、起業が目的になっている人が多いので、「起業して成功すること」をゴール設定にすることもかなり重要です。
ですから、起業を考えている方は、まずは「起業して何を成し遂げたいのか?」を明確にすることから始めてください。
今回の「しつこく行動する」という思考は、何をするうえでも大切なので、ぜひ何度も読み込んで自分の中に落とし込んでいってくださいね。